読売新聞オンラインで、自民党総裁選候補者の推薦人状況について分かりやすく書いている記事がありましたので、ここから色々考えてみたいと思います。
小林陣営は当選回数少なく、小泉氏の推薦人は無派閥14人・上川陣営は女性7人…派閥消え様変わり
https://news.yahoo.co.jp/articles/e55908640b115c8af574045fc7e022921ae00027
記事をざっくり要約すると
高市さんは旧安倍派、裏金疑惑議員
小林さんは若手、世襲議員
林さんは旧岸田派、参議院議員
小泉さんは無派閥(菅グループ)
上川さんは女性、旧麻生派
加藤さんは厚労族、地盤周辺議員
河野さんは麻生派
石破さんは旧石破派、地盤周辺議員
茂木さんは旧茂木派
といったところでしょうか。
まずは、従来の派閥政治だったとしても出馬できたであろう派閥支援まとめ型の候補は次の通りです。
高市さん(旧安倍派)
林さん(旧岸田派)
河野さん(麻生派)
石破さん(旧石破派)
茂木さん(旧茂木派)
個人的には派閥自体は決して悪いものではないと思っている(政策の練り上げや若手議員の研鑽の舞台としては優れていて、むしろこれが弱いから民主党はいざ政権を任されたときに何も出来ずに瓦解したと思っています。問題なのは不透明に会計処理しても政治家本人に大した罰が科せない政治資金規正法であり、ザル法化に尽力したのが今立民を裏で操ろうと画策している人だと言うことは忘れてはならないと思います。)ので、ここで名前が出てくる面々は派閥の長だったり派閥の主要メンバーだったりする人材が多いなと言う印象です。
ただし、この内高市さんの旧安倍派について考えなくてはいけません。当初旧安倍派議員は小林さん支持にまわった議員が多く、高市さんは推薦人集めが難航しているのでは?と言われていました。事実高市さんの立候補は9日で、台風接近を考慮したとしても少し遅いと言わざるを得ません(そのわりに党員宛の郵送物は随分早くから出してしまっていたということですが、選管から注意を受けています)。刷新感を演出したい、依るべき柱(安倍さん)が無くなった旧安倍派議員が小林さんを担ごうと動き、当初は小林さんもそれに乗ったものの、旧安倍派に頼らなくても推薦人が集められそうになった(本当に派閥の締め付けが緩くなったのか判断しかねていた若手、世襲議員が派閥の締め付け無しを確認できたため、続々と小林さん支持で集まってきた)ため、小林さんは旧安倍派議員からの推薦人申し出を断ったのではないかと思います。そこで旧安倍派議員が小林さんから離れて高市さん支持にまわり、旧安倍派が多く支援する高市さんと言う構図が出来上がったと思われます。
となると、高市さんの支持基盤は脆いと見て良さそうです。ネット界隈では「真の保守は高市さん」「高市さんを落としたい既存メディアに騙されるな」といったコメントもありますが、高市さんはまだ安倍さんから「人を率いていくための要諦」までは学びきれていなかったんだろうと思います。政治思想は安倍さんと高市さんで近い部分はあると思いますが、トップに立って多くの人を巻き込んで事を為すスキルは安倍さんには及びません。だからこそ柱を失った保守勢力が党内で迷走しているのではないでしょうか。となると、ここの勢力は今後の総裁選動向次第で大きく動くと思われます。
長くなってきたので今回はここまでとし、次回も引き続き考察していきます。