先日ニュースで、全国で相次いだ連続強盗事件の指示役「ルフィ」と疑われる4人の日本への送還に関する速報映像が流れていました。
動画の一例はこちら
特に警察署に容疑者が入る瞬間なんかは【速報】なんてテロップが左上辺りに出ながら、各チャンネルでほとんど同じ映像が出ているわけです。これを観ながら私なんかは「これってそんなに必要な情報か?」と思ってしまいます。
事件が社会に与えた影響や不安、実際の被害の大きさを考えればもちろん報道に値するものだと思います。でも、すべてのチャンネルで移送される容疑者が警察署に入る瞬間の映像を撮影して流す意味ってあるのかな?
そんな疑問から考えたのが今回のブログタイトル「もしもニュースが早めに終わったら...」です。
放送に値する緊急性の高いニュースがなかったら、その日のニュースは早く終わるんです。
ショッキングなニュースが入って、放送時間や放送内容を変更してニュースやることってありますよね?あれの逆バージョンのイメージです。
例えば平日朝にやってる帯のニュース番組だったら、「本日はこの他お伝えするニュースはありませんので、これで番組は終了です。それではまた明日。」こんな台詞で番組が終わって、そのあとは試験放送?の画面でも良いし、権利関係や放送時間の尺が許すなら昔のドラマを流したりしてもいいかもしれません。画面上部には「本日お伝えするニュースが終了したので、放送内容を変更しています。」みたいなテロップが出ている。
ニュースを作る側は、無理矢理時間を埋めるために流すニュースみたいなものを考えなくていいから働き方改革につながったり、電気や資材を使う量を減らしたりすることも出来るかもしれません。視聴者側もちょっと油断すると情報の波にのみこまれそうな現代に、とりあえず大きなニュースはないということがわかる安心感。
こんな世界どうですか...?