沈思黙考

日常の疑問から巡る思い

泉房穂氏は第二の橋下徹氏になる(なれる)のか?

明石市長の泉房穂氏のマスコミ露出が目立っています。

2024年の新年早々に放送された朝まで生テレビ!に出演し、賛否両論ある司会者、田原総一朗氏とも議論を破綻させることなく粘り強くやりとりを続けました。

その後もテレビ朝日系列のモーニングショーで田崎史郎氏と、日本テレビ系列のミヤネ屋で石原伸晃氏と激論を交わしたとしてネットニュースを賑わせています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c83ac8c4561912ee21d19d6e06311b37264a467d

https://news.yahoo.co.jp/articles/617abebe2aa3b163607566ba8b11e0ff64252bde

 

一連の流れを見ていると、橋下徹氏が行列のできる法律相談所の一出演弁護士から大阪府知事への転身を経て、コメンテーターとしての地位を築いた流れに似ているなと思います。

橋下氏は大阪都構想などの大局的な活動が多かったこともあり、基礎自治体の細かな事務についての優先度は高くなかったと思いますが、泉氏は基礎自治体の首長を長年担ってきた経歴からして、視聴者に身近な話題を実感込めてコメントできると言う意味でよりワイドショーのコメンテーター向きと言えるのではないでしょうか?

カネと女の疑惑でガタガタしている西村氏の対抗馬として出馬すれば、国政への参画可能性もあるでしょう。野党から秋波を送られたとしても、ご自身の知名度と人気が十分(むしろ野党の看板背負う方が足手まとい)なので、出るとすれば無所属でしょうが。

 

一方これに待ったをかけたいのはテレ朝をはじめとするテレビメディア。しかしテレ朝はコロナの時の岡田晴恵氏を筆頭として徹底的に視聴者の不安や不満を煽り立てて報道するのが上手いですよね。一般人からしたらよくわからない専門家の権威を借りて視聴者の不安や不満を解説する形で語らせて増幅させる。外出自粛の空気も相俟って毎朝必ず観ていたという方もいるのではないでしょうか?

泉氏も政治とカネという視聴率が取れる問題について視聴者にとって分かりやすく、溜飲を下げるようなコメントができる人材として重宝されています。既存のコメンテーターや知識人とバトルしてくれればスパイスも効いてより視聴率も伸びる位の算段でしょう。

そんなマスコミの皮算用に踊らされるような方ではないと思いますが、今後も泉氏の動向に注目していきたいですね。